「自分の住む所は自分で決めて良いだろう」と、現在の丸山達也知事が別に自宅を購入して使われなくなり、維持費もかさむことから今年度限りで廃止されることが決まっている島根県知事公舎。
11月末まで松江市で一般公開されています。歴代知事が過ごした私邸の部分は初公開となります。

松江城北側の塩見縄手や武家屋敷の並びにある知事公舎は、明治時代に造られた初代の建物を建て替えて、1986年に完成しました。
恒松制治知事、澄田信義知事、溝口善兵衛知事の3代の知事が住まいとして利用して来ましたが、現職の丸山知事は就任直後に使わないと宣言しました。

就任直後の丸山達也知事
「知事公邸に住まなければいけないルールがあるわけではないので、私は出来るだけ早く自分の家を購入したい。自分の住む所は自分で決めて良いだろうというだけで」

知事公舎は知事の公務に関わる公邸部分と、プライベートな居住スペースの私邸部分に分かれています。
従来も公邸部分に限ってではありましたが、限定的に公開されたり一般に貸し出されたりしたほか、松江城のライトアップイベントに合わせて庭園に照明を配置して公開するなど活用されてきました。