丸山知事は最高裁が外観要件について判断せず高裁に差し戻したことを念頭に、次のような疑問を示しました。

島根県 丸山達也 知事
「性別という戸籍に記載する客観的な事実が人の主観で決められるのか。主観っていうのは変わり得ますからね。自分の内心で変えられるもの、という風に扱って良いのかどうか。
主観で自認で性別を決定する。それは自認だから、何も制度を設けなければ、変更できるという扱いにするのかどうか。じゃあどこかで決めるとしたら何歳で決めるのか、何回まで変えられるのか…」
「(外観要件が整わなければ)女子トイレとか女子の浴場に女性の方からすると男性と認識せざるを得ない人がおられるかもしれない。おられるといった状況を許容しなさいという風な社会とするかどうかってことでしょう。
悪意を持って、それに乗じてわいせつ行為を企図しようという人もいるかもしれない。捕まっても主観で自分は女性だという風に言い逃れようとする、それを認めるのかどうかっていうシビアな問題はあるわけですよね。
トイレに入るまでは男性として振舞っていて、入った瞬間に女性なんだという風に主観が替わりましたっていう。主観っていうのはそういうことだから、究極言うと。悪用されることを考えるならば」















