イスラエルによるガザへの地上侵攻の緊張が高まっています。そんな中、気になるのが、中東情勢の悪化によるガソリン価格への影響です。先行き不透明な状況の中、石油情報センターの見通しは?
17日、パレスチナ自治区の病院が爆撃を受け、AP通信などは少なくとも500人が死亡したと報じました。アメリカのバイデン大統領がイスラエルに向かうなど、地上侵攻への緊張が高まっています。
そんな中、中東情勢の影響が懸念されるのが。
客
「今でも結構高い金額になっているのでこれ以上、上がっていくということを考えると、ちょっと厳しいかなと感じています」
そう、ガソリン価格です。
福光莉子 記者
「こちらのスタンドでは、レギュラーガソリンの店頭価格は先週から3円値下がりした、171円となっています」

補助金の拡充により値下げを続けていて、18日に発表されたレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットルあたり174.7円と6週連続の値下がり。
山陰両県でも、鳥取県で175.3円、島根県で172.2円となり、いずれも先週より値下がりしています。
鳥取県米子市のガソリンスタンドでも、9月に比べ、店頭価格は18円ほど下がったといいますが…。
山陰石油ハートピア皆生給油所 潮淳司 店長
「今のところは大きな変動はないという風に聞いていますけど、今後はどういった風に動くかは注視していかなければいけないなとは思っています」
補助金の拡充は2024年3月まで延長されていて、中東情勢が悪化したとしても、石油情報センターは今後の価格推移について、「今のところは大きな影響はなさそうだ」とみていて、来週も価格は下がる予想だということです。