朝倉真輝子さん
「結局は経済動物で、前の日まで可愛がっていた子たちが売られて肉にされてしまうっていう現実があります。牛も涙を流しますし、泣くんです。」

牛の寿命は長くて20年ほどですが、乳牛の場合、ミルクが出る期間はそのうちの5年程度と言われています。乳牛としての役目を終えても、実は、寿命はまだまだ先、という状態ですが、飼育にコストがかかるなどの理由から、役目を終えるとすぐ食用などにされるのが一般的です。
朝倉さんは、そうした牛たちを救いたい、という思いから老牛ホームオープンを目指したのですが、計画した当初は批判の声もあったといいます。