朝倉さんが今年4月にオープンしたのは、乳が出なくなった牛が余生を過ごす老牛ホーム「Feel at home」です。はなちゃんも乳牛としての役目を終え、4頭目の仲間としてこのホームにやって来たのです。

広々とした放牧スペースで、はなちゃんは嬉しそうに走り回ります。

朝倉真輝子さん
「今までは牛舎の中で立ったり座ったりしかしてこなかったので、自由を満喫していますね」

狭い牛舎から開放され、自由に暮らせる場所。朝倉さんは、わたなべ牧場に勤務しながら、朝晩、この老牛ホームでエサやりや掃除を行います。

1日の大半を牛と過ごす生活を送る朝倉さん。ここまでするのには、産業動物、「乳牛」ならではの理由があるといいます。