老人ホームならぬ、「老牛ホーム」。聞きなれない言葉ですが、その名の通り”牛”がゆっくり余生を送れる場所のことを指します。今年の春、島根県に全国でも珍しい「老牛ホーム」がオープンしました。なぜこうした施設ができたでしょうのか?
島根県安来市にある「わたなべ牧場」。乳牛13頭が飼育されていて、搾りたての牛乳を使ったソフトクリームやプリン、ヨーグルトが人気の施設です。3年前からこの牧場で勤務しているのが、朝倉真輝子さん(52)。商品の配達や牛舎でエサやりなどの仕事を担当しています。

牛が大好きという朝倉さんは、今年、あることをスタートしました。