政務活動費で鳥取市のホテルに60回以上宿泊し、その後、宿泊費用などを返納した鳥取県議会の松田正議員が、7日記者会見を開き、県民に疑念を持たせてしまったと謝罪しました。
宿泊理由について、議員の釈明は?
鳥取県議会 松田正議員
「ご迷惑とご心配をおかけしましたこと、そして疑念を持たせてしまったと、まずもってお詫びしたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。」

米子市選出で県議会自民党の松田議員の昨年度の政務活動費はおよそ182万円と先月公開され、この中には、議会開会中以外の日に鳥取市内のホテルに60回以上泊まった宿泊費が含まれていました。
政務活動費に宿泊費を計上すること自体に問題はありませんが、他の議員に比べると突出して多い宿泊数で、領収証は添付されていたものの活動内容などの報告提出が遅れたことなどから、松田議員は今月、68泊分の宿泊費と関連するタクシー代などおよそ41万円を返納しました。

鳥取県議会 松田正議員
「宿泊して登庁した方が効率がいいという思い。常識の範囲内からは逸脱しているかもしれない思いも持っている」
7日の会見で松田議員はこのように述べ、農林水産商工常任委員長として県執行部への聞き取りなどの仕事をしていたものの、「活動内容をきちんと記録せず詳細が説明できないのは自分のミス」などと述べ、真摯に反省していると繰り返しました。