島根県松江市にある中国電力島根原子力発電所2号機の再稼働について、島根県の丸山知事は14日、中国電力に、原子力安全協定に基づく「事前了解」を正式に伝えました。


午後4時過ぎ、島根県庁を訪れた中国電力の清水希茂社長に、丸山知事が事前了解するとの文書を手渡しました。

島根県 丸山達也知事
「現時点においては、やむを得ないと考え了解する」

丸山知事は6月4日の表明の翌日、県内の周辺3市や鳥取県に、自身の判断を伝えるとともに、丁寧な説明や安全協定の改定を求めるそれぞれの要望を聞き取っていて、最新の知見による安全確保などの県側の要請と合わせて、中国電力に伝えました。

中国電力 清水希茂社長
「それぞれご要請について、誠意をもって対応して参ります」

2月の松江市に続き、島根県からも事前了解を得たことで、中国電力は、残る安全対策工事を今年度中に終え、その後、なるべく早い時期に運転再開を目指す考えです。

また、知事は15日以降、経済産業省などにも回答や要請をする方針です。