JR西日本山陰支社は30日、特急やくもの運行開始50周年を記念したリバイバル企画第3弾について情報を公開しました。国鉄色、スーパーやくも色に続く最後のリバイバルは、「緑やくも色」です。

リバイバル企画第3弾で登場する「緑やくも色」は、1997年〜2011年まで運転していた、灰色ベースに緑色と黄色の帯が特徴的な車両です。

JR西日本山陰支社 佐伯祥一 支社長
「国鉄色やくも、スーパーやくもの後に、ネットでも”緑色を”との書き込みがたくさんありました。」

鉄道ファンからの要望に応える形で復刻する「緑やくも色」が加わることで、歴代のカラーが全てそろう形になります。
運転開始は11月5日からで、11月中は「ゆったりやくも色(通常色)」2両を追加した6両編成で、12月以降は「緑やくも色」4両編成を基本として運転する予定。
また、10月28日に行われる後藤総合車両所一般公開で、展示を予定しているということです。

そして、30日の会見では、来年春から導入される特急やくもの新型車両について、「グループ向け座席」の詳しいデザインや価格も発表されました。
報道陣に公開された試作品に試乗してみると…。

小崎純佳 キャスター
「座り心地が良いですし、何より足が伸ばせるというのは嬉しいですよね。仕切りもあって、ゆったりとくつろぐことができます。」

グループ向け座席は「セミコンパートメント」と称され、グループや家族での利用が見込まれています。天然の木材が使用されたテーブルや仕切りで、プライベート空間を演出。テーブルは折りたたむことができ、フラットに拡張できる座席によって足を伸ばしてくつろぐことも可能です。
価格は普通車の指定席料金と同じで、追加料金はないということです。