連日の猛暑で、7月に入り熱中症による救急搬送が急激に増加。8月に入ってもその勢いがおさまらず、今、現場は過酷を極めているといいます。

消防隊員たちは、通常活動服や救急服を着て待機していて、出動の際はその上に防火服などを身に着けます。ヘルメット、長靴、空気呼吸器などもあわせて、重さは約20キロ。猛暑のなかでも、この重装備で人命救助や消火にあたります。

実際に記者が防火服を着てみました。

福光莉子 記者
「立ってるだけでじわじわ汗をかいてきます。現在気温35度前後なんですけども、このような炎天下でこの重たい装備で活動すると考えると、消防士の皆さんってすごく大変だなと感じます。尊敬します。」

人一倍過酷な環境下で働く消防隊員たち。密着取材中も何度も出動要請が入り、すぐに現場へと向かいます。休む間もなく活動をしていると、自分たちが熱中症になってしまうことはないのでしょうか?

米子消防署 救急担当 赤井勝利さん
「暑熱順化といって、意図的に暑い環境を作って身体的負荷をかけながらトレーニングを行うことで、体を暑さに慣らしています。」

熱中症になりにくい身体を作るため、体力錬成も欠かせません。
「自分たちが倒れるわけにはいかない」
消防隊員たちの日々の努力のおかげで、私たちの安全が守られているのです。

消防署の昼食の時間。いつ入ってくるかわかならい出動指令に備えるため、食べられる時にしっかり食べて体力を回復させるのも仕事のうちです。
そんななか、食堂で隊員たちが作っていたのは…