ラーメンに欠かせない隠し味「鶏油」が足りなくなっているというのです。
何が起きているのでしょうか。
島根県松江市の人気ラーメン店「麺や拓」。
ラーメンの仕上げに入れるのが、隠し味、「鶏油」です。
薄井靖代キャスター
「麺と鶏油が絡み合うことでおいしさがますまぜ麺。鶏油、ラーメンにとって欠かせない存在です」
鶏油とは鶏の脂身を加熱すると出てくる油のこと。
香りが強いものの、他の油と比べ、くどくないのが特徴です。ラーメンには欠かせない、この鶏油が今、不足しているのです。
麺や拓 森口拓郎 店主
「ラーメンは油がないと成り立たないので。特にうちとかは鶏油がないと営業できない感じになります」

「麺や拓」では週に1度、1週間分の鶏油を仕込みます。その量およそ10キロ。
5種類のラーメンを販売していますが、そのうちの4種類に鶏油を使用しています。
なかでも一番人気の「まぜ麺」には1杯で30グラムの鶏油を使います。
しかし、5月に入ってから鶏油の値段が突然上がったといいます。
麺や拓 森口拓郎 店主
「値段は2倍近く上がりました。鶏油の値段が上がったと聞いた時には、もうめちゃくちゃ痛いなと、大打撃だなと思いました」
なぜ、鶏油の値段が上がったのでしょうか。