さらに…
金城学院大学人間科学部 北折充隆 教授
「社会の広さ・狭さを全く想定できていないことです。SNSでさらすことが、実はあっという間に日本中に広がってしまうことが全く想定できていないから、ああいうことをやれてしまうのです。
社会心理学の用語で「六次の隔たり」という言葉があります。友だちの友だちの友だちという形で6回つながってしまうと、日本中の人につながってしまうという理論です。世の中1億人もいるし、そんなに広がることないだろうという認識、そのギャップというのが気軽にSNSでバカな投稿をしてしまう大きな理由になっているということです」

SNSの影響力の大きさと怖さを理解した上で使用することが重要で、松江市教育委員会は足湯の動画問題をめぐり、「SNSの利用について児童生徒らにしっかりと指導していきたい」としています。
家庭だけでなく、学校でもSNSとの向き合い方についての指導が必要な状況になっているのかもしれません。