コロナ感染した場合、授乳は可能?

休みを取った夫が中心となり、自分だけが陽性の状態で、授乳など自宅で子育てを続けることになりました。

自宅療養中は1日2回、スマホなどで健康状態を入力する「My HER-SYS(マイハーシス)」というシステムを使って体調を自己申告していたといいます。

女性は夫・息子とは別の部屋にこもって自宅療養をし、授乳の時にだけ別の部屋から息子を連れてくることにしました。

出産から1か月後に新型コロナに感染した女性(20代)
「病院の先生に「どうしたらいいですか?」と聞いたら、母乳を通して、赤ちゃんにコロナウイルスがうつってしまうことは無いから、マスクを着けるのと、赤ちゃんを抱っこする前に手洗いをすれば、完全母乳も続けて大丈夫だと言われました。授乳が終わったら、濡らしたガーゼとかで、赤ちゃんが私に触れた部分や手をふいてあげて」

息子が泣く時だけ会い、授乳する生活が続き、10日後の17日、家族への感染もなく、ようやく自宅療養生活を終えました。

女性は療養期間中に感じた、複雑な思いを振り返ります。

出産から1か月後に新型コロナに感染した女性(20代)
「例えば目やにが出ているとか、肌が乾燥しているとか、こうしてあげたい、ああしてあげたいというのは、すごい気持ちがあるんですけど、それを私が直接することができなくって、全部夫に言って、間接的にしてもらう形だったのが、寂しくて不安でした」

国立成育医療研究センターによりますと、母親が新型コロナに感染していても、その母乳の中に新型コロナウイルスの断片が含まれること自体が稀であり、感染力を持ったままの新型コロナウイルスが検出されたことはないということです。

一方、感染者の母乳には、新型コロナウイルスがヒトの細胞に感染するのを妨げ得る物質・中和抗体が含まれていたという報告が複数あるということです。