鳥取県米子市に本社を置くタクシー会社「つばめタクシー」が、27日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。
つばめタクシーは、1952年9月に設立されたタクシー業者で、運転代行業や観光タクシーなど事業を拡大してきました。
帝国データバンクによりますと、1996年1月期には売上高約3億5100万円を計上していましたが、近年は、夜間タクシーや運転代行の需要減退に加え、ドライバー不足などもあって減収傾向に。
2020年春以降は、新型コロナの感染拡大で業況が悪化し、2022年1月期の売上高は約6000万円にまで落ち込んでいました。
厳しい資金繰りが続く中で、燃料高が収益を圧迫。つばめタクシーは経営環境の悪化により、27日をもって事業を停止したとホームページに掲載しています。
負債は約2億円。
新型コロナ関連での倒産は、鳥取県では13件目となります。