WBCで侍ジャパンが世界一を奪還し、日本中で野球熱が高まっています。
この侍ジャパンによるWBC効果に期待している少年野球チームがあります。鳥取県米子市の住吉野球スポーツ少年団。実は、現在の団員はわずか8人です。
21日、チームの存続をかけて新メンバー募集の体験会を開きました。WBC効果で新メンバーは集まったのでしょうか。
春分の日、鳥取県米子市立住吉小学校のグラウンドには、子どもたちの大きな声が響いていました。
この日はWBC準決勝で、侍ジャパンがメキシコに劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めました。
日本チームの大活躍に刺激され、野球少年たちのモチベーションは大きくアップ。いつもに増して練習に力が入ります。

団員
「試合見ました。ドキドキしました」
「大谷と村神様が好きです。優しいところとかホームラン打つところ」
野球少年たちの野球熱は高まる一方で、チームは今、ある危機に直面しています。
住吉野球スポーツ少年団 景山徹彦 団長
「現在は選手も8人ということで、チームとして運営できていない状態です。試合に出るのも10人ぐらいは必要なので、募集活動に力を入れているところです」

住吉小学校のスポ少野球チームは、9人まであと1人足らず、チームは消滅の危機に瀕しているのです。
団員
「試合ができなくて、人数が少ないなと思います」