花粉だけではありません。「黄砂」が山陰地方を襲っています。
花粉と黄砂、ダブルパンチで体調を崩す人が続出。専門家も、大陸からの汚染物質による体調不良に注意を呼びかけています。
14日、鳥取県米子市内の洗車場を訪れると、スタッフは洗車作業で大忙しの様子でした。
車にこびりつくのは…そう、「黄砂」です。

米子手洗い洗車館カーパス 板谷雅也さん
「商品車が汚れるのが一番影響がありますが、洗車のお客様によく来ていただけるのは大変嬉しいことではあります」
3月に入り、洗車に訪れる人が大幅に増加。こちらの店舗では、手洗いで洗車をしていますが、最近は、花粉や黄砂の汚れが特に目立つといいます。
米子手洗い洗車館カーパス 板谷雅也さん
「洗車をしても確かにすぐ汚れるんですけど、部屋の掃除みたいにこまめに洗っていただくのが一番重要だと思います」
気象庁の解析によりますと、先週末から山陰地方への飛散が始まったという「黄砂」。14日午後も、山陰の広いエリアで黄砂が飛んでいるとの予測になっていました。
しかし黄砂が厄介なのは、車の汚れや視界不良だけではありません。

聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科 大西一成 准教授
「目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連それから、呼吸器への影響があることが分かっています」
黄砂による、体への悪影響。大陸からやって来る黄砂は大気汚染物質を含んでいて、警戒が必要だと専門家は指摘します。