水を育む豊かな自然への理解を深めてもらうため、高校生や自治体、企業などが連携して制作した映像を使ったモデル授業が、鳥取県江府町の小学校で行われました。
2月28日、江府町の奥大山江府学園で行われた5年生の社会科の授業。「私たちの生活と森林」をテーマにしたこの授業で、動画教材として上映されたのが「森が育む奥大山の水」です。
子どもたちに、鳥取県の宝でもある奥大山の水と自然の関わりについて理解を深めてもらおうと、鳥取県内の現役教員や中高生、そして、奥大山で天然水を製品化しているサントリーなどがプロジェクトチームを結成し、1年半かけて完成させました。
動画では、豊かな水を育むふかふかな土を、卵を落とす実験で表現するなど、プロジェクトメンバーの生徒たちのアイデアも取り入れられました。
授業を受けた児童
「水をきれいにするところとかすごいと思った」「自分の知っている町や山がこんなにすごいんだなというのがわかった。20年もかけて出てきた水を飲んでいるとおもったらすごい感動する」
サントリープロダクツ 奥大山ブナの森工場 梅原 薫 事務長
「我々水を大切にしているし、その水をはぐくむ森を大切にしているので、その想いを次世代の子どもたちにも伝えていきたい。子供たちにもその思いがちょっとでも伝わったのかなと思い大変感慨深く思っている」
プロジェクトでは、県内の他の学校でも教材として活用してもらえればとしています。