今西医師は、厚生労働省による年齢制限の改正は、時代に即した変化であり「良い流れ」だと評価しています。

小児科医・新生児科医 今西洋介さん
「厚労科研の調査で、子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究が令和元年に全国でされて、これは154の自治体を対象にした大規模な調査でした。小児施策などで、こういうデータに基づいて実際に改定されることは、日本では非常に珍しいので、非常に良い流れかと思っています」

子どもの性被害をなくすためにも、多くの人に考えてもらい、社会全体で取り組むべき問題だと今西医師は話します。

小児科医・新生児科医 今西洋介さん
「シングルマザー、シングルファザーであったりして、公衆浴場などで子どもと混浴せざるを得ない状況もあると思います。家族風呂を増やすなど、社会のインフラの整備も必要かと思います」

公衆浴場で娘に向けられた「ただならぬ視線」。今西医師は、こうした自身の体験もあって、小児性被害の支援活動を続けています。