荒れ狂う冬の日本海で健康を祈願しました。
15日、鳥取県米子市で7年ぶりに開催された「寒中水泳大会」。7年のときを経て、今年復活した意外なワケとは?

次々と海へ飛び込む参加者。

15日午後11時半の皆生温泉海遊ビーチの気温は9度、水温は13度。
強い風も吹く中で開催されたのが、寒中水泳大会です。

県内外からおよそ60人が参加。寒さに打ち勝ち、今年1年の健康を祈願しました。

参加者
「寒かった。」
「呼吸がしにくいですね。」

海から上がると待っていたのは、アツアツの大山どりの団子汁と仮設の温泉。
参加者らの冷え切った体を温めました。

参加者
「美味しい。安全祈願を願って参加したいなと思いました。」
「今閉塞感が凄いあるので、気持ちだけでも勢い乗って打開したいなと思って、きょう(寒中水泳)できてすごくよかった。」

今回は、じつに7年ぶりの開催。そこには、ある理由がありました。

米子市観光協会 石倉准次郎 事務局長
「近くの旅館さんが(7年前)廃業に伴って温泉の方の供給ができなくなった関係で中止していた。」

冷えた体を温める仮設の温泉が用意できなくなり、7年前に中止。
コロナ禍もあって開催が途絶えていましたが、この度、市内の温泉施設から
お湯をタンクローリーで運べるようになり、大会が復活しました。

米子市観光協会 石倉准次郎 事務局長
「新しい冬の海を遊ぶ体験ということで、アクアボールに入るとか、そういった新しいアクティビティなんかも含めまして来年はチャレンジしていきたいと思う。」

復活した寒中水泳大会は、再び新春の恒例行事となりそうです。