全国的に第8波の影響が続く中、鳥取県は県内4市と合同の新型コロナウイルス対策本部会議を11日開きました。

鳥取県 平井伸治知事
「インフルエンザについても今シーズン久方ぶりに流行期に入ったことが、きょうの昼に判明しました。年末年始で増えたとみられるべきであります」

会議ではインフルエンザについて、直近1週間の定点医療機関あたりの患者数が4.17人と増加していて、県内がインフルエンザの流行に入ったことが報告されました。

また、新型コロナウイルスについては、県内でオミクロン系統の様々な変異株が確認されていて、高齢者施設や医療機関でのクラスターの発生が続いています。
新学期が始まったことから学校や保育所でのクラスター発生も懸念されることが報告されました。

県は、無料検査の実施期間を2月末まで延長するとともに、ワクチン接種の促進に力を入れます。

1月28日までに県営会場で接種した人全員に県産米のパックご飯をプレゼントするほか、保育所や幼稚園で保護者向けの出前説明会を行い、ワクチンの安全性や有用性について解説し、乳幼児・小児接種を推し進めたい考えです。

鳥取県町村会会長 宮脇正道湯梨浜町長
「感染拡大が続き、医療ひっ迫や命への危険が高まっています。基本的な感染対策を徹底し、感染拡大防止にご協力ください」

会議では、県と市町村が合同でメッセージを出し、基本的な感染対策を徹底し、拡大防止に協力するよう広く呼びかけました。