おもちゃとして販売されていたプラスチック製の拳銃を、全国の警察で回収しています。実際に銃弾を発射できる構造で、来年の元日以降に持っていると銃刀法違反になることから、島根県警は、9日、問題の拳銃を報道公開して、県民に注意を呼びかけました。
入江直樹記者「カラフルでおもちゃのようですが、本当の拳銃と同じ機能を持っています。」
回収対象となっているのは、「リアルギミックミニリボルバ―」という海外製の商品です。長さ12.5センチ、重さ55グラムあり、回転弾倉式拳銃の形をしています。
銃身が貫通していて実物の銃弾を装てんできること。発射用の火薬を爆発させる撃針という部品があることなど、拳銃として使える構造になっています。
島根県内でも去年12月末からクレーンゲームの景品として約140点が販売されましたが、今年7月に違法性が判明してから回収できたのは34点に留まっています。
島根県警本部組織犯罪対策課・藤田浩二次長
「子どもさんがクレーンゲーム等の景品として持っておられる方がおられると思いますので、ご家族で確認して頂いて、あれば最寄りの警察署まで持って来て頂きたい。」
全国の警察では12月31日までを回収期間としていて、それ以降に所持していると銃刀法違反になるため、子どものおもちゃ箱なども含めて点検して欲しいと呼び掛けています。















