島根県警は、県内の自転車が関係する交通事故についてまとめ、ヘルメットの積極的な着用を呼びかけました。
県警によると、過去5年間の事故全体の件数は4割近く減った一方、自転車関係の事故に限ると3割減に留まり、割合も年々増加傾向にあるとしています。
特に、車との事故が全体の9割以上を占め、その中でも出合い頭の事故が最も多いということです。
県警では、この間の死者8人は全員ヘルメットを着用しておらず、負傷者も8割以上は未着用だったと指摘。
自転車死亡事故の特徴として、頭部損傷により亡くなる例が多いと分析しています。
今年4月公布の道交法一部改正で、今後、全ての年齢層の自転車利用者にヘルメット着用が努力義務とされることも合わせ、使用を呼び掛けるほか、出合い頭事故を防ぐため、交差点での安全確認や確実な一時停止などの啓発を進めていくことにしています。