ポルトガル発祥のお菓子「エッグタルト」。
山陰では珍しい専門店が、鳥取県米子市にオープンしました。
オーナーは、東京からIターンしてきた、米子に縁もゆかりもない男性。そこにはエッグタルトのような人生がありました。
牛乳と生クリームをふんだんに使った特製のカスタードクリーム。
これをパイ生地に流し込み、オーブンでこんがり焼き上げると「エッグタルト」の完成です。
記者 土江諒
「ほど良い甘さと、このパイ生地のサクサク感最高です。しかも手ごろなサイズ感なので、何個でもいけちゃいます」
11月10日、米子市にオープンしたエッグタルトの専門店「トクイニコ」。
店を営むのは、東京生まれ東京育ちの髙橋武尊さん53歳です。
髙橋さん、ちょっと変わった経歴の持ち主。
もともとシステムエンジニアで、仕事を辞めたあと、旅行先のポルトガルで食べたエッグタルトに感動し、帰国後、ケーキ店で4年間修業。
その後、喫茶店を7年間経営しました。
母親が他界したのをきっかけに、1年半前、米子市に移住したとのこと。
しかし、なぜ、縁もゆかりもない米子だったのでしょうか?
トクイニコ 髙橋武尊さん
「新聞か何かのコラムで、米子に仕事で行ったけど、タクシーからの風景が凄く良かったよ、というのがちちょろっと書いてあったんで。あー米子かぁというのがなんとなく頭に残っていて」