20日、参議院選挙の投票で、鳥取県米子市の投票所の担当者が、誤って1人の有権者に比例代表の投票用紙を2枚渡していた恐れのあることがわかりました。
市選挙管理委員会事務局によりますと、20日午前7時20分ごろ、米子市第十九投票所となっている小学校で、投票者数と投票用紙の定期的な確認をしたところ、投票者数に対し、比例代表の投票用紙が1枚足りないことがわかりました。
選挙区の投票用紙は投票者数と合致していたことから、比例代表の投票用紙を1人の有権者に2枚渡した恐れがあるということです。
比例代表の投票用紙は通常100枚ずつの束を10枚ずつ小分けにし、10枚を机に並べて1枚ずつ手渡すことになっていましたが、交付した担当者に机に並べる認識がなく、小分けにした10枚の束から直接用紙を取り出し、交付していたということです。そのため、用紙が重なったまま2枚渡した可能性があるということです。
実際に二重交付していた場合も、投票は有効なものとして取り扱われれるということです。
選管では交付担当者に対し、確実に1枚ずつ渡すよう指導を徹底するとしています。