バナナウナギは体長80センチ、重さ350グラム、一般的なかば焼き一人前に当たるウナギの1.5倍ほどあります。
ただ、江角さん、今回ばかりは食べるのではなく、良い人がいれば譲りたいと、BSS山陰放送の番組やネットニュースで紹介したところ、全国各地から申し込みが殺到したのです。

ウナギの名産地・静岡県浜松市から「ペットにしたい」との電話があったかと思えば、ある自治体観光施設からは「看板ウナギ」として飼育したいとの申し出も。また、学校から研究対象として飼育したいとの問い合わせもありました。
そして数ある引き取り希望の中から江角さんが選んだのが、先ほどの十万翔太さんでした。
では、なぜ十万さんが選ばれたのか。
ウナギを愛する心意気に加え、決め手となったのは、最初の取材で江角さん自身が口にしていた“あるひと言”でした。