このように私たちの身近にある"謎ワカメ"。
正体は一体なんなのか?専門家に聞きました。

龍谷大学 農学部農学科 玉井鉄宗 准教授
「これはイシクラゲですね。光合成もするが植物ではなく、シアノバクテリアっていう生物の分類になる」

「イシクラゲ」。
ネンジュモ科ネンジュモ属に分類される細菌類に近い生き物で、念珠のような細胞が連なりプルプルした緑色の塊を形成しています。

生息域は全国各地で、梅雨の時期よく見かけますが、この時期に限って繁殖しているわけではありません。

龍谷大学 農学部農学科 玉井鉄宗 准教授
「雨がたくさん降ってきて水分を吸収すると、体積が数十倍に一気に膨れ上がります。普段見えていなかったイシクラゲが、姿を現した状態になる」