教員不足解消について鳥取県と協議してきた鳥取大学は、教員を養成している地域学部地域学科人間形成コースのコース名を、県の要望に応えて再来年4月から「教育科学コース」に変更することを決め26日、平井知事に報告しました。

鳥取大学 原田省学長
「新コース名は『教育科学コース』ということになりました。」

鳥取県と鳥取大学の協議は、教員を志望する地元の高校生の多くが県外の大学に進学し、県内の教員のなり手不足が深刻になっていることから始まりました。

鳥取大学も地域学部地域学科人間形成コースで教員を養成していますが、平井知事は特に教員志望の高校生にもわかるよう「教育」と入れた名称への変更を求めていました。

鳥取大学 原田省学長
「ご要望通り『教育』というワードを入れることができて、知事さんにも受け入れて頂いて、非常にうれしく思っています。平井知事さんの強力なバックアップも頂けるということですので、附属学校含めて教員養成を鳥取大学としては強化していきたいと。」

鳥取県 平井伸治 知事
「『教育』という2文字が入ったので、教員養成をやるコースだとわかりやすくなったかなと思います。まだまだやらなきゃいけないことがありますので、大学と地域と協力した新しいパートナーシップを作っていきたいと思います。」

教育科学コースへの名称変更は再来年4月の予定で、今後文部科学省への要望や卒業後の採用試験での優遇など大学と県が協力して進めることにしています。