島根県出雲市出身で、プロ野球ソフトバンクや日本代表で活躍したレジェンド左腕・和田毅さんが、自らが開く野球大会の会場に姿を見せ、子どもたちの一生懸命なプレーを観戦しました。

7日、出雲ドームで行われた「第21回和田毅杯少年少女野球大会」。
出雲市出身で、昨シーズンでユニフォームを脱いだ元プロ野球選手の和田毅さん(44歳)が、2005年から開いています。

和田さんが生観戦したこの日は、準決勝2試合と決勝が行われました。

高松野球スポーツ少年団と吉田クラブ野球スポーツ少年団が対戦した決勝戦。
1回表、吉田クラブがヒット4本の集中打で4点を先制します。
追いつきたい高松はそのウラ、2点を返しますが、4回に追加点を加えた吉田クラブが6対2で高松を下し、2連覇を果たしました。

参加した選手「初めてだったので緊張したけどみんなと仲良くできたのでよかった」「和田選手と近い空間にいられてうれしい、幸せ」

和田毅さん「レベルも高かったと思いますし、昨年優勝した吉田さんが連覇という形になりましたけど、昨年の経験が生きた1枚も2枚も上手というか。そういう試合運びに感じた」

今年、和田さんは4回島根に帰省。地元・出雲でワインの仕込みに挑戦したり、高校時代以来の島根の夏を体感するなどしました。

和田毅さん「出雲市出身の自分としては、より島根をいろんな角度で感じることができましたし、いろいろな事も地元に勝ってきたときにやらせてもらったらうれしいと思っています」

日米通算165勝を挙げた和田毅さん。これからも島根の野球人口拡大と競技力向上のため、大会を続けていきます。

和田毅さん「より子どもたちにとって目標になるような、この大会に絶対に出たいと思ってもらえるような大会にしていけたらなと思っています」