先月、鳥取県境港市内の岸壁で配管工事を行っていた作業員4人がやけどを負った作業事故で、治療を受けていた男性1人が死亡したことがわかりました。警察が男性の身元の特定を進めています。

この事故は3月10日、境港市の国際旅客ターミナル付近で配管を切断する作業中に発生し、男性作業員4人がやけどを負いました。

4人は病院に搬送されて治療を受けていましたが、境港警察署によりますと、このうち1人が3月30日に亡くなったということです。

死亡した男性の身元の特定には至っていないということです。

また関係者によりますと、搬送されたうちの1人については翌日すでに退院しているということです。

当時現場では、漁船用の重油を供給する古い配管を撤去するため、溶接機を使い配管を切断する作業などが行われていて、陸上で爆発のようなものが起きたとの情報も入ったということです。

事故の原因についてはまだ分かっておらず、警察は、業務上過失致傷の疑いで調べていましたが、業務上過失致死傷に切り替えて詳しい調べを進めています。