ここは、壊れたおもちゃの修理を請け負う「境港おもちゃ病院」。
修理を担当する「おもちゃドクター」は、電気や機械の専門職に就いていたメンバーを中心に、全員がボランティアとして活動しています。
修理費用は無料で、かかるのは部品代のみ。
ドクターたちの手にかかると…

「よいしょ、やったー!」
全く動かなかったおもちゃも元通り!
おもちゃを持ち込んだ家族は
「全く電源が入らなくなっちゃって動かなくなったんで、メーカーの方に送ろうかなって言ってたんですけど。ここに持ってこられて本当によかったです。」
去年春から月に1度、こうしておもちゃの修理を続けている境港おもちゃ病院。
今では噂を聞きつけた多くの家族が続々と訪れています。

そのメンバーのひとりで、実行委員長をつとめているのが猪苅憲應(いがり・のりお)さん、66歳。
特別な思いでこの活動に取り組んでいました。