牧野社長や、モンスターラボの鮄川社長らは、2023年5月、官民共同出資の会社「ピープルクラウド」を出雲市に設立。
ロシアやウクライナから流出するITエンジニアに日本語教育を提供した上で、日本の企業に紹介する事業を出雲からスタートさせました。

SAMI Japan 牧野寛 社長
「ITの技術者に関しては人口も減っていくし、非常に獲得競争にもなっている。特に地方はそれが顕著になっているところで、これをうまくマッチングすると、この地域にも我々なりに貢献できるんじゃないか、というのが本当の入口の入口ですね」

モンスターラボ 鮄川宏樹社長
「戦争自体は本当に悲しいことだが、日本が人材不足な中でいうと、何かしら、外国人人材を受け入れていくことで、地域創生、地方創生にもつながっていく事例が作れるかもしれないと思っています」

出雲から新たな光が輝き始める中、ロシアとウクライナの争いは今も暗い影を落としたままです。

SAMI Japan 牧野寛 社長
「我々はロシアとウクライナの問題に関わることになってしまった以上、おそらく、ずっと付いて回る問題だと思っていて。いかにサステナブルに、起きていることに対して長く関わって、ちょっとでも良い環境にしていけるかというのが、我々としてのミッションかなと思っています」

SAMI Japan ボリス・アファナセフさん
「侵攻自体はとんでもない悪魔の行動だったので、何年、ウクライナを復活するために掛かるのか、非常に考えるだけで悲しい。
たくさんの人たちが、自分の家、自分の命も失っている。
いずれか戦争は終わるから、いろいろプロジェクトが始まると思うから、私はそのプロジェクトにお金でも広告でもなんでも、手伝いたいなと思っている。
ロシアには帰るつもりはありません」