鳥取県栽培漁業センター 志村健 室長
「様々な影響を与えていまして、ひとつは獲れる魚の種類が変わるという事、それと獲れる時期がずれてしまうということがあります」
北海道でサケやサンマが獲れなくなったり、逆に今まで獲れなかったブリが獲れるようになるなど、海水温の変化は日本周辺全域で影響を及ぼしています。
山陰も同様に…

鳥取県栽培漁業センター 志村健 室長
「1970年から80年代、まだ海の水温が低かった時代、沢山マイワシが取れた時代です。イカで言ったらヤリイカ。青森・北海道とかで沢山獲れるイカなんですけど、そういったイカも獲れていました。
90年代以降水温がポンっと上がってしまってからは、どちらかというと暖かい海を好む魚が獲れるようになりました。イカで言うとスルメイカ、ソデイカ、ソデイカなんかは、沖縄で産卵するイカですね。そういったものが獲れるようになってきました」
魚種は近年さらに変化しており、キジハタなどの高級魚も獲れるようになってきていると言います。