異常な暑さの残暑が続いていますが、最近よく耳にするのが「海面水温の上昇」です。
様々な気象現象に影響を与えているといわれますが、もちろん海の中で暮らす魚たちもその影響を受けていて、各地で獲れる魚の種類も大きく変わり始めています。
山陰沿岸の海面水温の上昇はどの程度のものなのでしょうか。まず、鳥取県栽培漁業センターに話を聞きました。
鳥取県栽培漁業センター 志村健 室長
「(海面水温は)上がっています。鳥取県沿岸の海面水温をずっと測っているんですけど、こちらのグラフ、黄色が今年の1月から9月まで、赤色が去年、青色が一昨年の水温です。沿岸の水温ていうのは冬場の2~3月に一番冷たくなって、8月~9月にむかってどんどんと水温が上がっていきます。
今がちょうどピークになってまして、27.2度。平年と比べて1.4度高くなっています」
海面水温が上昇することで、山陰沿岸では獲れる魚に変化が起きていると言います。