鳥取県の倉吉信用金庫の元職員の20代男性が、顧客の金350万円あまりを着服していたことがわかり、31日、倉吉信用金庫が謝罪しました。


倉吉信用金庫の会見
「本当に申し訳ございませんでした」

倉吉信用金庫によりますと、倉吉駅前支店に勤めていた20代の男性が、去年12月から今年5月にかけて、顧客からの依頼で定期預金の解約などを行うのに伴い、普通預金から出金する際に現金を抜きとる形で、12回にわたり顧客2人の金・合計350万円あまり着服していたということです。

被害にあった顧客の親族の問い合わせで発覚。男性が着服を認めたため、8月15日付で懲戒解雇処分としました。

男性は、競馬に使うためだったと話しているということです。

今回の被害金額については、男性の親族から弁済されているめ、現在のところ刑事告訴はしない方針だということです。

また、男性の親族で、不正を隠そうとした幹部職員を諭旨退職の懲戒処分としています。

倉吉信用金庫は、男性が扱った取引すべてについて、現在、調査を進めているということです。