ロシアの侵攻による戦火から逃れ、島根県に避難してきた1人のウクライナ人女性がいます。日本語を学びながら、新たな夢を追い始めています。
Q好きな日本語は?
「頑張って下さい」
覚えたばかりの日本語を披露するのは、ウクライナ北部のロシア国境に近いチェルニヒウ出身のナタリーア・スポダさん28歳。
働いていた地元の学校が、ロシアによる攻撃で閉鎖されました。

日本全国の専門学校によるプロジェクトの支援を受けて7月、島根に移り住み、江津市にある日本語学校が勉強と生活をサポートしています。
ナタリーア・スポダさん
「日本に来て自然豊かな所で大変気に入っています。日本の生活も慣れて、日本語も今、一生懸命頑張っているところです」
ロシアによるウクライナ侵攻から半年。スポダさんが願うのは、もちろん「平和」です。

ナタリーア・スポダさん
「可能であれば、争いのない世界であって欲しい。そういう所で平和で安心して暮らして行ければと思います」
実はスポダさん。日本のアニメが大好きで、島根で新たな「夢」ができました。
ナタリーア・スポダさん
Q好きなアニメは?
「文豪ストレイドッグス」
「アニメクリエイターになりたいです」
Q夢が叶えられそうですか?
「頑張ります」
スポダさんはアニメの専門学校進学を目指していて、プロジェクトではスポダさんら留学生を支えるための支援を広く呼び掛けています。