2代目の正雄さんは、完成した線香を木箱につめ自転車で松江市まで手売りに行っていたといいます。

貴子さんが店に関わり始めたのは、およそ50年前のこと。
3代目・武さんの息子・国男さんと結婚したのがきっかけでした。

内田線香店4代目店主 内田貴子さん
「(夫・国男さんは)高校教員をしておりましたけどね。ちょっとあまり体が丈夫じゃなかったから」

高校で英語教師をつとめ多忙な国男さんに代わって、線香店を手伝い始めた貴子さん。国男さんが若くして亡くなると、4代目として後を継いだのでした。