あたたかみのある火にゆらゆらと立ち上る煙…お盆を迎えるにあたって、欠かせないのが「線香」です。
島根県安来市にある老舗線香店も、今が出荷の最盛期。
一時は廃業寸前まで追い込まれながら、あるきっかけで奇跡の大復活を果たした線香店、79歳の店主の思いに迫ります。
もうすぐお盆、出荷の最盛期を迎える線香店で作業にあたっているのは…
「水も滴るいい女ですわ、ははは…」
大粒の汗をかきそう微笑むのは、内田貴子(うちだ・たかこ)さん、79歳。
100年前から続く老舗線香店「内田線香店」の4代目店主です。