線路沿いの会社で働く男性
「うちの従業員が、パトカーが来とるから何なんだろうな?って話してたんですよ。よく撮り鉄さん来るので、またトラブルがあったのかなって思った。近所の人とかお客さんの話だと、通行の邪魔になったりとか、家の木を切られたりとか、トラブルは結構聞きます」

こうした中、鳥取県の平井知事は11日の会見で、「安全な場所でルールに従って撮影すること」など、5つの「鉄則」を定めマナーアップを呼び掛ける運動に取り組む意向を示しました。

これを受け12日開かれた「鉄の道マナーアップ協議会」では特急やくもに限らず、若桜鉄道や智頭急行も含めて、鉄道ファンと地域がトラブルにならない環境を県全体で整えていくことを確認しました。

日野町産業振興課 入澤眞人 課長補佐
「町としては、決して撮り鉄を排除しようとかそういうつもりではなくて、地域の観光ですとか、食を楽しんでいただいたり、お腹も心も満たして帰っていただこうと」

日野町は3月から新たに「撮り鉄」用の駐車場を町内に2か所設けていて、13日にこの駐車場周辺でマナーを守るよう呼び掛けるちらしを配ることにしています。