日野彰紀記者
「では頂きます。私がイメージしているサバとは全く違うんですね、トロトロで甘みのある、そんな味ですよ。」

陸上養殖センターの仕事は、エサやり、水槽の掃除、そして出荷作業など。
中心となって働くスタッフは女性だけでまかなっています。
そのひとり、橋尾さんは、2月からここで働き始めました。

スタッフ 橋尾佳那さん
「自然に関わる仕事がしたかったので、丁度その機会をいただいて。色々これから学ばせてもらおうかなという感じで。美味しいサバを育てるのに、水槽の掃除とかもしっかり自分たちがやっていかないといけないので、やりがいもあって楽しいです。」

女性に過度な負担がかからないようにと、職場の働き易さも考えています。
楽に水槽を掃除できる専用の道具を導入したほか、紫外線を防ぐ屋根やネットを取り付けて、日焼けしないよう配慮しました。

タシマボーリング 田島大介社長
「女性ができる、やれる水産業を作ることによって、永続的に続けられる水産業というものが構築されるんじゃないかということを考えて、そこを目指してやっています。」

出荷のためにサバを締める作業をしているのは、田島みよさん。
社長とセンター長の娘です。