中国の旧正月『春節』の大型連休が10日から始まり、4年ぶりに再開したハルビン線で新潟空港にも多くの観光客らが降り立ちました。
ただ搭乗率は6割ほどだということで、新型コロナウイルス禍前の水準にはまだ戻っていないようです。

12日午前11時前に中国・ハルビンからの直行便が到着した新潟空港には、大きな荷物を持った観光客らの姿がありました。
【カップル】
「彼女と旅行中です」
「新潟は日本に来て最初に訪れる場所なので食べ物や景色などを楽しみたいです」

【家族連れ】
「新潟の景色はとても美しいと聞きました。ハルビンからの直行便もあったので来ました」
ウイルス禍で運休していた新潟ハルビン線は、1月に4年ぶりの運航を再開。
春節に合わせたこの機会を利用して、4年ぶりに中国へ里帰りして戻ってきた方もいらっしゃいました。
「新型コロナウイルス禍で行ってないのも結構長いので、久しぶりで帰ってよかった。懐かしかったけど、でも逆に食べ物合わなくなったのも結構あった」

― 何年ぶりに会った?
「本当に…独身の時ですよ、20年前。昔新潟で一緒に働いていて仲良くして、ちょうど新潟空港ハルビン線が始まってすごくいいチャンスで…」

ただ、12日の新潟ハルビン線の搭乗率は6割ほどで、新型コロナウイルス禍前の水準には戻っておらず、関係者にとっては少し期待外れだったようです。
【中国南方航空新潟支店 小笠原千鶴支店長】
「1月1日の能登半島地震の影響があって、実際のところは大丈夫な新潟でも影響が出てしまって、インバウンドのお客様のキャンセルが多くみられました」

中国政府の予測ではのべ90億人が大移動するとされる『春節』の大型連休は、17日までとなっています。
