新潟県上越市の中川幹太市長の不適切発言をめぐり、上越市議会は26日の9月定例会最終日に中川市長の不信任決議案の採決を行うことを決めました。

25日に開かれた議会運営委員会。

冒頭で説明されたのは、中川幹太市長への不信任決議案についてです。

【上越市議会 平良木哲也 議員 】「単なる任期切れと不信任決議案に対応しての辞職では性全く性質が異なります。議会人としての矜持をもとにして毅然とした態度で臨むべきである」

『コメまずい』発言を受け謝罪していた中川 市長。

一部の市議が「不適切な発言を繰り返し市長としての資質には決定的に欠けている」として不信任決議案を提出。26日の本会議で採決されることが決まりました。

去年9月には「工場で働いているのは高校卒業レベル」の発言で不信任決議案が提出されましたが、否決していた上越市議会。

市長選を1か月後に控える中での2度目の不信任決議案提出に市議からは様々な声が聞かれました。

【上越市議会 渡邉隆 議長】「市長選が間近に控えている中で、それぞれの議員が考えて決断をしてくると思うんですけど、不信任は不信任、選挙は選挙と、そこは別だよって考え方はそれは確かに議員としてあると思います」

【上越市議会 橋本洋一 議員】「(中川市長が)次の選挙で市民の判断を仰ぎたいと言っている限りは、私自身はあと1か月しかないんだから(選挙で)市民の判断を仰いだらいいんじゃないかなって思っています」

不信任決議案は26日の本会議で無記名の投票で採決し、4分の3以上の議員の賛成で可決します。