新潟県が21日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの感染者数が1医療機関あたり20.08となり、前週の0.85倍になっています。
県内の全ての定点から報告された患者実数の総計は1727人でした。
また、入院者数は300~400人程度に、病床使用率は21%程度に減っているほか、中等症の患者数も35~45人程度に減少しています。重症者は2~3人でした。
一方で、新潟県内では「インフルエンザ」にも注意が必要です。
新潟県のまとめによりますと、5類に位置づけられる感染症であるインフルエンザの定点あたりの報告数が、2週連続で“流行入りの目安”を超えているということです。
あわせて、夏が流行のピークと言われる「手足口病」も未だ落ち着いておらず、新潟県では引続き、発熱や咳などの症状がある場合には外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底を行うように呼び掛けています。

なお、これまで“全数把握”だった新型コロナウイルス新規感染者数について、感染症法上の位置づけが5類になった5月7日からは、あらかじめ指定された医療機関からの報告に基づく『定点把握』になっています。
新潟県内では8月22日に、5類移行してから初めて新型コロナウイルスの確保病床使用率が30%を超えていました。