密を避けられるレジャーとして注目が集まっている登山。初夏を迎え、これから山登りを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

楽しい山でも、気をつけたいのは、道迷いやケガなどによる遭難です。そんな『もしも』に備え、日々訓練している新潟県警山岳遭難救助隊に、期待の新人が加わりました。山岳救助にかける隊員たちの熱い姿を追いました。

5月中旬、まだ雪が残る守門岳に集まっていたのは、新潟県警山岳遭難救助隊の隊員たちです。

隊員たちは、藪をかき分けて山の奥へと進んでいきます。雪が解けて登山者が増えるシーズンを前に、この日は丸一日かけて本番さながらの訓練です。

山岳救助のスペシャリストである彼らは、県内で山岳遭難が起きた際に遭難者の捜索の主力となります。隊員たちは体力はもちろん、救助技術や山に関する専門的な知識が必要とされます。現在の隊員数は36人です。

そんな精鋭集団にこの春から加わったのが、平賀貴行隊員・29歳です。平賀隊員は山岳遭難救助隊を目指し、2020年に県警に入りました。

【平賀隊員】「私のこれまで消防だったり、アウトドアのお店でですね、山という環境に携わってきたこともあるので…」

実は、平賀隊員はユニークな経歴の持ち主なんです。高校卒業後、新潟市消防局入り、救助隊員として火災現場などで人命救助に奮闘。

その後、山好きが高じて、登山用品店の従業員となり、登山用品の販売や登山ガイドも経験しました。趣味はもちろん登山。山道を走るトレイルランニングの大会には毎年出場しています。救助技術と山での経験を兼ね備えた期待の新入です。