三幸製菓が6月下旬にも一部の工場で生産を再開することについて、遺族の1人が再開前に工場の内部を見学して安全対策を確認したいと、三幸製菓に要望しました。14日に遺族が三幸製菓の佐藤元保代表取締役CEOらに伝えたものです。

三幸製菓は14日に遺族宅を訪問し、新崎工場と新発田工場について、6月下旬ごろから生産を再開する方針を直接説明しました。説明を受けた遺族は、火災があった荒川工場の建物と築年数が近い新発田工場について、再開前に見学させてほしいと会社に要望しました。安全な設備になっているかを確認したいとしています。
【遺族】「今後、絶対に被害を出さないのであれば、120%、200%の是正をしないと稼働してはいけないところはあると思うので。菓子の工場の内部というのは素人ですけども、素人目線で見ても本当に逃げられるのかとか、本当に安全なのかをこの目で見たい」

三幸製菓では、見学できるように日程を調整するということです。また、火災があった荒川工場の建物は解体を予定していますが、遺族からの要望を受け、解体前に遺族が別れを告げる機会を設けたいとしています。