
警察犬は、すぐに出動できるように食事面でも工夫がされています。お湯で軟らかくふやかしてあらかじめ消化を良くしておく他、さらに大事なのが食事を与えるタイミング。2頭と1頭とに時間帯を分けて、有事の際に最低でも1頭は動けるように備えています。

新潟県警には3頭の「直轄警察犬」の他、一般の人に訓練されている「嘱託警察犬」が10頭います。直轄警察犬と嘱託警察犬と合わせて、事件や捜索者事案での出動が去年は99件。今年は5月24日までに50件となっています。
【県警本部鑑識課警察犬係 遠藤祐一係長】
「非常に条件的に厳しい現場もあり、その季節だとか場所も考えながら、ここでの訓練は厳しい現場を想定できなかったりするんですけども、それに近いような条件をつくって、それに備えながら訓練をして現場に備えたいと思っています」

『リア号』が去り、新体制となった警察犬。今年10月にデビューを目指す『アイ号』を含めた3頭が、事件・捜索事案の解決に向けてこれからも訓練に奮闘し続けます。
