11日からの「G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議」で、世界中からやってきた会議の参加者らに新潟の魅力を思う存分体験してもらおうと、さまざまな“おもてなし”ツアーが開かれています。

「ボンジュール」とカメラに向かってにこやかに挨拶した欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁が訪れたのは、新潟市中央区で創業250年を超える「今代司酒蔵」です。酒どころ新潟を深く知ってもらおうと用意されたおもてなしツアーの一環で、ラガルド総裁は日本酒の種類や製造工程の説明を受けながら酒蔵を見学しました。

酒を加熱殺菌する大きな窯に顔を近づけるなど興味津々な様子で、日本酒の飲み比べも楽しんでいたようです。


【欧州中央銀行 クリスティーヌ・ラガルド総裁】
「とても楽しい時間を過ごすことができました。伝統に基づいて酒造りが行われることに大変感心しました。車の中から見た田んぼから酒造りにつながるということを確認できて、楽しい時間を過ごすことができました」

【今代司酒蔵直売店 出上愛美店長】
「すごく楽しんで聞いていただけて、日本酒に興味を持っていただけたらいいなと思いました」

酒蔵を訪れる前には、新潟県五泉市でボタンの花の観賞もしていたラガルド総裁。
新潟の魅力を体感してもらえたようです。

会議の参加者らが新潟県内を巡る『おもてなしツアー』は1、3日にも予定されているということです。