新潟県の佐渡と上越を結ぶ「佐渡汽船」の新たなカーフェリー『こがね丸』が、29日の就航を前に報道陣などに公開されました。
船内には、犬を自由に遊ばせる事の出来る“ドッグラン”も設けられるなど、ペットとの旅も楽しむことができます。

28日に内部が公開されたカーフェリー『こがね丸』は全長116.5m。
最大で乗客584人と乗用車150台を乗せることができます。

船内にある犬の“足跡”を辿ると『こがね丸』の目玉施設が見えてきます。
佐渡汽船では初めて、犬と一緒に過ごすことができる船室が設けられました。1等料金の5230円に2550円プラスで利用でき、外にはドッグランもあります。

また、船内に1室しかない『特等室』は、片道8180円で利用できます。
佐渡汽船の「小木ー直江津航路」では、高速カーフェリー『あかね』が2015年に就航しましたが、その乗り心地の悪さなどから年間10億円の赤字路線となって『あかね』は売却され、代わりに「ジェットフォイル」での運航が続いていました。

その後、地元からの要望もあって新たなカーフェリー『こがね丸』が今回就航することになったのです。
【佐渡汽船 尾渡英生社長】
「マイカーの方々も観光バスでも、直江津側からでも新潟側からでも、車で佐渡にお越しいただける。県内と島内で“観光の広がり”が出てくるのでは」

佐渡汽船によりますと、4月29日から新たに就航する『こがね丸』には、ゴールデンウィーク期間中に去年の2倍ほどの予約が入っているということです。










