新潟県新発田市出身の実業家・大倉喜八郎の“別邸”で、東京から新発田に移築された『蔵春閣』が29日から一般公開されます。

『オークラホテル』や『サッポロビール』などを興した実業家の別邸とは、いったいどんな建物なのでしょうか?
新発田市に移築された『蔵春閣(ぞうしゅんかく)』の外見は木造の日本家屋ですが、中に入ると迎賓館としての華やかさが目を引きます。

蔵春閣は、新発田市出身の実業家・大倉喜八郎が、政財界の大物や海外の重要な客をもてなす“迎賓館”として1912(明治45)年に東京・向島に建てた「別邸」です。
一般公開を翌日に控えた28日には「オープニングイベント」が開かれ、新潟県の花角英世知事や新発田市の二階堂馨市長らが出席しました。

【新発田市 二階堂馨市長】
「新発田に今後ずっと蔵春閣があるということは、これを是非、街づくりの起爆剤にしたいと思う」

二階堂市長は、蔵春閣を中心とした市街地の観光施設と月岡温泉を結び、新発田市内の観光地を回る「周遊バス」を走らせたいとしています。











