人生の終わりを見越して準備をする、「終活」に関するセミナーが十日町市で開かれました。特に身寄りがない人にどうサポートをしていくかが課題になりそうです。
十日町市で開かれた終活セミナー。主催したのは、市内で終活に関する相談などを行っているNPO法人「十(と)いろ」です。『十いろ』は十日町市や行政書士などとともに、去年6月から終活に必要なサポートについて検討を重ねてきました。

その結果、十日町市には1人暮らしの高齢者が2414人住んでいて、このうち162人が、いざというときの緊急連絡先がないことが分かったということです。

この日は、身寄りがないことで自宅内の片付けが進まずに放置された空き家が多いことや、身元引受人がいないことで入院をためらう病院があるなどの課題が報告されました。

【NPO法人『十いろ』 高橋愛理事長】
「この地域にとって大切なことは、終活を誰もがするという文化をつくるということなので、出前講座を中心に皆様に終活の大切さを知ってもらう、そういった取り組みをスタッフと一緒にやっていきたい」
『十いろ』は今後、本格的な終活に関するサポートを十日町市と津南町で行っていくということです。










