アウトドア人気の高まる中でテントを買う人が増えていますが、もしテントが壊れてしまった場合、皆さんはどうしますか?

壊れたテントを、捨てるのではなく修理して長く使ってもらおうと、テントの修理を専門としている工房が新潟県柏崎市にあります。

真剣な眼差しでミシンを操作しながら、アウトドア用のテントやタープを修理する北条工房の小暮裕一さん(52歳)。耐久性を上げるために、テントの端を丹念にミシンで縫いあげていきます。

【北条工房(きたじょうこうぼう) 小暮裕一さん】
「風に耐えられるようにしてあげないと。幕が大型化してきているから」

小暮さんはおよそ10年前に工房を設立。口コミで、全国各地から修理の依頼が舞い込み、これまでにおよそ4000張りのテントを修理してきました。

【北条工房 小暮裕一さん】
「この人は埼玉県だったかな?」

つい先日までは、修理の順番を待つテントがおよそ80張りもあったそうです。

テントの修理をする小暮さん自身も、キャンプ歴30年以上の大ベテラン。工房は愛着やこだわりが感じられるキャンプ用品に囲まれています。

小暮さんが所有するテントはおよそ50張り。その中には30年間、愛用し続けているテントもあります。キャンプを続ける中で小暮さんが気づいたのは、使い捨てにされていたテントの存在でした。

【北条工房 小暮裕一さん】
「安いテントを購入して夏フェスとかで建てて、そのまま片付けるのが面倒くさいからと、その場に置いていく使い捨てのテントはやはりかわいそうですし、物を大切にする『もったいない』ということを、やはりテントでもできるんじゃないかと」